転職希望先が見つかった際に、履歴書作成と同時に考えなければならないのは面接対策です。書類審査に通過してから考える人もいるかもしれませんが、通過してから面接日まで時間がない場合、準備不足のまま当日を迎えてしまう可能性も考えられるため、ある程度のシュミレーションはしておいた方が良いでしょう。まず面接の事前準備として、応募する病院施設に関する情報収集を行います。例えば、施設全体の雰囲気や職場環境をチェックするために見学に行くのも有効な手段です。応募先の病院や施設の知識があれば、面接での回答もより具体的になりますし、何より熱意が伝わりやすいでしょう。また、情報収集の段階で疑問に思ったことをメモしておけば面接で質問することもでき、その積極的な姿勢からプラスの印象を与えることができます。

面接を受ける際のポイントの一つに、できるだけネガティブな表現は避けることが挙げられます。ネガティブな表現が出てきやすい転職理由や退職理由を述べるときも、ポジティブな表現になるよう心がけましょう。また、待遇面の条件について話さないようにすることも重要なポイントです。例えば、志望動機を聞かれた際に「給料が高いから」「福利厚生がいいから」などの答えは、面接官に「好条件の病院が他にあればまた転職するのかもしれない」と思われる可能性があります。志望動機を答える際は、どの施設でもいえるような内容ではなく、応募先ならではの特徴を入れて答えるようにすると良いでしょう。